シンポジウム「Bioindustry in Space」

ご挨拶

主催:合同会社メドテックコンサルティング
協賛:有人宇宙システム株式会社

後援:株式会社デジタル

ブラスト, Space BD株式会社, 株式会社日本低軌道社中, 兼松株式会社

 

 

ISS(International Space Station、国際スペースステーション)は2000年11月から運用が開始され、科学技術の発展に様々な足跡を印してきました。しかしながら、老朽化に伴い、2030年をもって運用を終了することが関係国間で決定されました。これまでISSの建設、運用を主導してきましたアメリカ合衆国は、後継施設についてはNASA(アメリカ航空宇宙局)を通じて支援はするものの(Commercial LEO* Destinations program (CLD))、主体となって建設しないことを表明しました。これにより、現在は4つの民間企業体によって後継設備の打ち上げが計画され、一部では製造に取りかかっています。それぞれの企業体ではビジネスモデルの検討が進められ、いわゆる「バイオ」の分野での利活用が期待されています。

NCATS(National Center for Advancing Translational Sciences)はISS National Labと共に、2017年からTissue Chips in Spaceと称するプロジェクトを開始し、現在9課題が進行中です。また、ISSにおけるヒト細胞培養は、欧米の幾つかの宇宙利用サービスを提供する企業によっても検討され始めています。これらはCLDによる商用宇宙ステーションの運用を見越したものです。

我が国は、ISSにおける最大の実験設備、通称”きぼう”(正式名称、Japanese Experiment Module: JEM)を有し、様々な研究成果を上げてきたにもかかわらず、CLDによる民間宇宙ステーションでのバイオ産業の見通しが立っていません。有人宇宙システム株式会社(JAMSS)様は運用開始から今日までJEMにおける様々な科学実験を支援してきた実績がありますが、post ISSを見据えて、LEO*商業化の動向、宇宙利用の最前線の紹介と、我が国におけるLEO商業化の取組み・方策についての議論を目的として、このたび第二回有人宇宙ビジネスサミットを開催いたします。そのサイドイベントとして、LEOにおけるバイオ産業の可能性を議論するシンポジウムを開催することになりました。想定されるユーザーの皆様に宇宙利用についての啓発を図ると共に、皆様の率直なご意見を賜りたく存じます。

また、開催に当たって、後援、要旨集広告および製品展示を募集しています。後援は、各社様の事例報告、および、製品展示を含みます。ご興味にある方は、こちらからダウンロードしてください。

*: LEO (Low Earth Orbit、地球低軌道)

 

2025年  9月吉日
合同会社メドテックコンサルティング
代表社員 金森 敏幸

 

 

概要(予定)

テーマ Bioindustry in Space
開催日時 2025年11月 7日(金)
会場 経団連会館(東京都千代田区大手町1-3-2)
参加費 無料(ただし、事前参加登録は必要です)
定員(申し込み順) 50名 → 100名に増席しました!

 

プログラム(会場:ルビールーム(経団連会館5階))

13:00 受付開始 経団連会館2階
13:30~14:10 開催挨拶、地球低軌道におけるヒト細胞培養の現状 金森 敏幸(メドテックコンサルティング)
14:10~14:50 基調講演:

国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟におけるライフサイエンス研究とポストISSに向けた将来展望

山﨑 誠和(宇宙航空研究開発機構有人宇宙技術部門)
~ 休憩 ~
15:00~15:20 事例紹介1:

Microphysiological Systems (MPS) in Space

 

中手 直哉(有人宇宙システム)
15:20~15:40 事例紹介2:

DigitalBlastの宇宙ライフサイエンス研究開発プラットフォーム事業について

安養寺 正之(デジタルブラスト)
15:40~16:00 事例紹介3:

TBA

筒井 健太(Space BD)
16:00~16:20 事例紹介4:

微小重力環境での次世代ラボオートメーション技術による宇宙実験の革新

浅井 直也(高砂電気工業)
16:20~16:40 事例紹介5 (オンライン):

Microgravity Meets Industry: Standardized High-Throughput Testing in Space for Biotech

Bruno Santos(ExoBioshere)
16:40~17:00 事例紹介6:

TBA

Shawn Buckley(Redwire Space)
17:00~17:20 事例紹介7:

Implementing Terrestrial Protocols in Microgravity

Twyman Clements (Space Tango)
17:20~17:40 事例紹介8:

TBA

TBA(日本低軌道社中)

 

ダイアモンドルーム(経団連会館4階)

第二回有人宇宙ビジネスサミットと合同で、第二回有人宇宙ビジネスサミット閉会後に(18:00を予定)製品等展示およびネットワーキングを開催いたします。

 

この他、メインイベントとして、国際会議場(経団連会館2階)において、「第二回有人宇宙ビジネスサミット」を開催いたします。LEOの商業化の動向、宇宙利用の最前線について、海外企業からの発表も含みご紹介すると共に、我が国におけるLEO商業化の取組み・方策について議論する予定です。こちらも聴講いただけます。

プログラムの詳細につきましては、「第二回有人宇宙ビジネスサミット」のホームページにて随時お知らせいたします。

 

参加登録

こちらからお願い致します。

 

ご質問等は、お問合せフォームよりご連絡ください。