「某細胞(一般的なヒト株化細胞)を培養しているのだが、機能が発現しなくて困っている」という相談

ある学会での講演終了後に、大手製薬企業 B社の研究員より弊社代表社員金森に対して、「○○○細胞(一般的なヒト株化細胞)を培養しているのだが、機能が発現しなくて困っている」、と相談がありました。たまたま金森は、当該細胞の機能発現にはずり応力の負荷が必須であることを知っていましたので、ずり応力を負荷しながら当該細胞を培養できる細胞チップの開発を提案し、資金調達をお願いしました。弊社において当該チップの基本設計を実施し、プラスチック精密加工メーカーC社と技術的なやりとりをして、当該細胞チップの試作を依頼しました。B社、C社および弊社の間で共同研究契約を締結し、当該チップの試作を実施しました。試作したチップはB社にて評価し、結果を弊社と共に協議して弊社からC社に技術情報としてフィードバックし、最終的にはB社の求める機能を発現させることができる細胞チップを完成させました。最初に話を頂いてから、約1年後のことです。当該細胞チップは、B社における創薬の特定プロセスで現在も使われています。

相談内容

「某細胞(一般的なヒト株化細胞)を培養しているのだが、機能が発現しなくて困っている」という相談

契約内容

B社、C社および弊社の間で共同研究契約を締結

提供内容

調査、設計、紹介、調整、情報・知識提供、資料作成

トライアルにて
  • 当該チップの基本設計を実施
  • プラスチック精密加工メーカーC社と技術的なやりとりを行い当該細胞チップの試作依頼
  • ずり応力を負荷しながら当該細胞を培養できる細胞チップの開発の提案
  • 資金調達を促した(説得資料などの作成なども)
契約後
  • 当該チップの試作を実施

※B社が試作したチップの評価を行い弊社とともに協議、弊社からB社に技術情報としてフィードバックし、何度も調整を行い、要件にあう細胞チップを完成させた。

成果

B社の求める機能を発現させることができる細胞チップが完成

※当該細胞チップは、B社における創薬の特定プロセスで現在も使われています

実働

平均して月に4日程度 業務内容により、テレワーク または 出社

期間

  • 約1年